2009年04月09日
先生・2
もう一人、記憶に残っている先生がいる。その人は、前の先生が辞めて、次に担当になった先生でした。直接関わりはなかったものの、ずっと傍から見ていました。お気の毒なことが立て続けにおこりましたね・・と言って診察してくれました。その時は子供を亡くしたばかりで、早く次の子が欲しい、と焦って病院へ通っていた頃です。でも、あなたはちょっと気がおかしくなっている。今は治療を休んだほうがいい、とアドバイスをしてくれました。自分で自分の状況がわからなかったけれど、今思えば本当に気が狂っていたようです。その後で精神科に通うことを決めたわけですが、その時に先生は自分の過去を話してくれました。学生時代の葛藤や、なぜ産婦人科を選んだとか・・あまりはっきりと覚えてはいないが、そんな事を話していたように思う。いつも診察は短く、そんな身の上話をするとは思ってもみなかったので、自分にとってとても貴重な時間でした。ただ、その先生の言葉で気になったのは、妊娠できたとしても、無力症が怖いな・・というところでした。自分は、無力症で4回も死産を経験した人を見てきた、というのです。私はいったいどうなるのだろう・・まず第一に妊娠しないことには先へ進めないが・・でも、そうやって親身になって患者さんのことを考えてくれる先生がいたことは、幸せなことだと思う。もうその先生もいないが、信頼関係を築いて、これからも新しいスタッフの方たちとがんばっていけたらいいな、と思っている。
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